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中村琢二展

日動画廊銀座本店 : 2024.11.19 (火)-12.3 (火)

中村琢二展のご案内を申し上げます。

中村琢二が本格的に絵筆を握ることを決意したのは31歳、のちに近代洋画壇の重鎮となる兄・中村研一の勧めによるものでした。安井曽太郎に師事し、安井の創立した一水会展や新文展に出品、着実な歩みによって芸術選奨、また日本芸術院賞を受賞、ついには日本芸術院会員に推挙されるに至り、91歳で天命を全うされるまで、画業に勤しまれました。
安井の影響を受けた穏健な技法を基軸に、油彩画の本質を知り尽くしたうえ、柔らかな色彩とほのぼのとした筆致で軽やかな作風を確立。その持ち味は人物画、風景画に遺憾なく発揮され、亡くなられて30年以上となるいまなお、多くの愛好家の心を捕らえやみません。
日動画廊での個展は2011年以来、13年ぶりです。芸術表現の多様化する昨今、あらためて皆様に油彩画の美しさを味わっていただけましたら幸いです。

中村 琢二

NAKAMURA Takuji  (2024~)

【プロフィール】

1897 新潟県佐渡島相川町に、父啓二郎、母トメキの次男として生まれる
父は佐渡御料局鉱山学校の教授をつとめる。
1898 父の東京転勤に伴い東京府牛込に移る
1898 父が住友合資会社別子工業所の精錬課長として赴任し、愛媛県新居浜に移る
1923 横井美代と結婚。この年、兄研一は絵を学ぶためフランスに留学する
1924 東京帝国大学経済学部を卒業する。母トメキ死去
1925 父啓二郎死去
1928 フランス留学から帰国した兄・研一にすすめられ、画家の道にすすむ
1930 安井曾太郎に師事
第17回二科展に《材木座風景》を出品し、入選する(以後、1936年まで出品)
1933 鎌倉名越谷にアトリエを構え、終生居住
1937 長男・良太生まれる
一水会が創立されるとこれに参加
1938 第2回一水会展に《母と子》などを出品して岩倉具方賞を受賞
1939 第3回一水会展に《ボレロの女》などを出品して一水会賞を受賞
1941 第4回文部省美術展覧会(新文展)で《女集まる》が特選を受賞
太平洋戦争勃発
1942 一水会会員となる
1946 一水会委員となる
1953 第15回一水会展出品作《扇を持つ女》で、芸能選奨文部大臣賞を受賞
1956 初個展
1962 第5回日本美術展覧会(日展)で《画室の女》が文部大臣賞を受賞
1963 日本芸術院賞を受賞
1965 紺綬褒章を受章
1973 日展参与となる
1980 日展参事となる
1981 日本芸術員会員となる
1982 日展顧問となる
1984 『中村琢二画集』(六芸書房)発刊
1988 1月31日逝去。享年90歳

【展覧会】

2012 一水会三人展 中村琢二・田崎広助・浮田克躬(日動画廊/名古屋)
2013 九州ゆかりの作家展(日動画廊/福岡)

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日動画廊:03-3571-2553 (平日 11:00~17:00)

遠藤 彰子

Endo Akiko  (1947~)

【プロフィール】

1947 東京都に生まれる
1968 武蔵野美術短期大学卒業
1972 女流画家協会展・マツダ賞受賞。インド旅行(〜73年)
1973 二紀会展・奨励賞受賞。昭和会招待出品
(以後78年まで出品)

1974 女流画家協会展・Y夫人賞受賞、アサヒ賞受賞
<「楽園の住人達」120F>、二紀会展・佳作賞受賞 <「楽園の住人達」120F>

1975 女流画家協会展・木村賞受賞 <「楽園」100変>、
二紀会展・佐伯奨励賞受賞 <「音楽」100F>、
現代美術選抜展招待出品(文化庁)

1977 遠藤彰子展(紀伊國屋画廊)
1978 昭和会展・林武賞受賞 <「広場」80変>
1979 安井賞展出品(以後86年まで出品)、二紀会展・
同人優賞受賞 <「街」150F>

1980 女流画家協会展・女流画家協会賞受賞 <「駅」100F>、
二紀会展・宮本賞受賞 <「都会」200変 >

1981 ヨーロッパ旅行
1982 現代の女流画家展出品(以後毎年出品)
1983 女流画家協会展・甲斐賞受賞 <「私風景・街」>、
二紀会展・会員賞受賞 <「街・street」200F>

1984 日本青年画家展出品、第6回明日への具象展出品 <「私の街」100F>、相模原市買上収蔵 <「たそがれの街」200変
(二紀会展出品作)>

1985 遠藤彰子展(西武アート・フォーラム)
1986 安井賞展・安井賞受賞 <「遠い日」200F>、二紀会展・会員優賞受賞 <「光景」300変>、文化庁・芸術家在外派遣研修(〜87年)、現代日本の美術3ー戦後生まれの作家たち展出品
(宮城県美術館)、<「街」200F、「岐路」200F>、
ザ・メッセージー現代日本絵画83人展出品 <「夏の終り」50S>

1987 東京国立近代美術館買上収蔵 <「遠い日」200F>、新潟市美術館買上収蔵 <「たそがれの街」200F>、相模原市買上収蔵 <
「迷宮の街」200変>、第2回具象絵画ビエンナーレ展出品
(神奈川県立近代美術館他)、<「私の街」100F、「とばり」100F、「私の海」80F>、両洋の眼展出品

1988 ソビエト取材旅行、道展出品(宮城県美術館) <「岐路」200F>
1989 おもしろシティ・ふしぎ都市展出品(北海道立近代美術館)、<「街(ストリート)」200F>、第2回今日のガラス絵展出品
(浜松市美術館)、<「街」ガラス絵、「遠い日」油彩23×32.5cm>

1990 両洋の眼・現代の絵画展出品 <「みつめる空」100S>、
二紀会展・文部大臣賞受賞 <「私は来ている、此処に、何度も」500F>、第1回日本洋画再考展出品 <「土曜日の午後」30F>、第3回今日のガラス絵展出品(浜松市美術館)作品収蔵、
<「街」ガラス絵、「広場」ガラス絵>

1991 第13回日本秀作美術展出品 <「みつめる空」100S>、
現代美術秀作展出品(常葉美術館)買上収蔵 <「とばり」100F>、現代日本絵画展出品(北京・古宮博物院) <「街」200号>、ジャパンフェスティバル1991出品(ロンドン)

1992 遠藤彰子展(西武アート・フォーラム)、第2回日本洋画再考展出品 <「朝のおとずれ」3点組各4F>、両洋の眼・現代の絵画展出品
1993 第15回日本秀作美術展出品 <「午睡」100S>、
文化庁買上収蔵 <「ゆふぐれの果実」200変>、横浜美術館買上収蔵 <「街(Steet)」200F>、東広島美術館買上収蔵 <「見下げる空」」100F>、IMA「絵画の今日」展出品(新宿三越美術館)、<「鏡を過ぎる広場」150F>、現代の視覚’93展出品
(有楽町アート・フォーラム) <「刻ふりつむ」120F>、両洋の眼・現代の絵画展出品 <「棲みつきし夢」100S>

1994 第16回日本秀作美術展出品 <「刻ふりつむ」120F>、
相模原市買上収蔵 <「見つめる空」500F>

1995 金山平三賞記念美術展出品(兵庫県立近代美術館)、遠藤彰子「アトリエの住人たち展」(日本橋三越本店)、IMA「絵画の今日」展出品 <「死なしむな夢」500P>
1996 遠藤彰子展(神奈川県民ホール)、上野の森美術館買上収蔵 <「星」100S>、笠間日動美術館買上収蔵 <「訪う」100F>
1997 両洋の眼・現代の絵画展出品 <「揺れる刻」100S>、第19回日本秀作美術展出品 <「棲みつきし夢」100S>、IMA「絵画の今日」展出品 <「地図にはあらぬ」100S>、日本経済新聞夕刊「刑事たちの夏」挿し絵担当(〜98年)
1998 第20回日本秀作美術展出品 <「揺れる風」100S>、遠藤彰子展(日動画廊・名古屋日動画廊)
1999 両洋の眼展出品 <「たそがれの辺り」100S>、第21回日本秀作美術展出品 <「たそがれの辺り」100S>、「ふるさとニッポン展」(北海道立旭川市美術館)
2000 第22回日本秀作美術展出品 <「たそがれの辺り」100S>、北海道立旭川市美術館収蔵 <「路(みち)」300F>
2001 刻の花、遠藤彰子展(日本橋三越本店)
<500号7点を含む40点>、21世紀のメッセージ展(日動画廊)

2002 第24回日本秀作美術展出品 <「揺れる刻」100S>、安井賞40年の軌跡展 <「遠い日」200F>
2003 安井賞40年の軌跡(福岡県立美術館ほか)<「遠い日」200F>
2004 日本画壇の精華〜日本画対洋画展 (砺波市立美術館ほか)
<「揺れる風」100S>、力強き生命の詩 遠藤彰子展(府中市美術館)、朝日新聞朝刊「讃歌」挿し絵担当(〜05年)、戦後美術「俊英の煌めき」(川越市立美術館) <「ゆふぐれの果実」200M>

2005 朝日新聞朝刊「讃歌」挿し絵担当、ふるさとの美 富山を描く一二〇景 富山県立近代美術館、わたしの美術館展 横浜美術館 <「街(Steet)」200F>
2006 遠藤彰子展 Akism 生命を謳う (茨城県つくば美術館)、二紀会展・内閣総理大臣賞<「見しこと」500F×2>
2007 平成十八年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞(美術部門)、遠藤彰子展 私は来ている 此処に、何度も (網走市立美術館)
2013 Artist Today 2013(日動画廊/東京)/  第10回 女性画家の姿展(日動画廊/名古屋)
2016 Artist Today 2016(日動画廊/東京)
現在  武蔵野美術大学教授、二紀会理事、女流画家協会委員

鵜飼義丈

Yoshitake Ukai (1975~)

【プロフィール】

1975 静岡県生まれ
1998 名古屋芸術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業

日展会友、新日春展会員、浄土宗芸術家協会会員、浄土宗僧侶、神奈川県在住

【展覧会】

1997 日展入選 (以降12回)
1999 日春展(入選12回、日春賞3回、外務大臣賞1回、読売新聞社賞1回)
2000 川端龍子賞展(入選1回、佳作2回)        
     富嶽ビエンナーレ入選(3回)
2001 フィレンツェ賞入選
2002 浄土宗芸術祭 (以降毎年)
2003 上野の森美術大賞入選
2007 第42回昭和会展入選 (日動画廊、2011年入選)
2010 奈良万葉日本画大賞展入選
2011 ART TAIPEI 2011 (日動画廊ブース、以降毎年)
2015 第50回昭和会展 松村謙三賞 (日動画廊)
2016 鵜飼義丈展 (アートフェア東京2016 日動画廊ブース)

2020 鵜飼義丈展 (日動画廊/本店)
2021 鵜飼義丈展 (日動画廊/本店)