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日動画廊創業100周年記念事業

向井潤吉展

日動画廊本店:2024年1月11日(木)~1月25日(木)

このたび日動画廊では、100周年記念事業として「向井潤吉展」を開催いたします。

藁屋根に代表される民家を描いた作品が、多くの皆様に親しまれております。
向井先生は1901年に京都で生まれ、激動の20世紀を生き抜き、変化する日本の姿を記録する絵画の制作に、生涯を捧げました。敗戦後1945年に新潟を取材した作品を制作して以降、生涯の主題として民家を描き続け、その作品は2000点に及ぶと言われています。
戦禍において、また戦後は高度経済成長期の社会状況において、日本の民家は急速に消され往く運命にあり、その姿を描きとめるべく向井先生は奔走されました。先生の画業は、単に失われてゆく民家の姿を描き残すことにとどまらず、変貌しゆく日本の風土、文化、生活を記した貴重な記録ともいえましょう。
本展では、信濃、甲州、京都、東北など、全国各地を訪ね歩き描かれた油彩作品30余点を展示、日本の原風景を通して文化を語り継ぐ、向井芸術の神髄を顕彰いたします。

向井潤吉

MUKAI Junkichi  (1901~)

【プロフィール】

1901年 宮大工の才吉、津彌の長男として京都市下京区に生まれる
1914年 京都市立美術工芸学校予科に入学する
1916年 関西美術院に学び、人物のデッサン・油彩画の基礎を学ぶ
1920年 家に無断で上京し、新聞配達で生計をたてながら、川端画学校に通う。
第7回二科会展に《八月の鉢》が入選。京都に帰る。
1927年 シベリア鉄道で渡欧する。
ルーブル美術館で摸写に没頭し、技法、表現の研究を重ねる
パリのグラン・ショーミエールに学ぶ
1928年 サロン・ドートンヌに出品
1930 帰国。浦宗静枝と結婚し上京する
第17回二科会展に滞欧作を特別出品し、樗牛賞を受ける
1933年 世田谷区弦巻にアトリエを構え、以降、制作の拠点とする
1937年 陸軍報道班員として、戦争記録画の制作に従事する
1945年 行動美術協会を創立。ライフワークとなる民家シリーズの制作が始まる
1959年 渡欧。ヨーロッパ各地を旅行する
1961年 アトリエを不審火で消失。貴重な作品、資料を失う
1962年 住まいを兼ねたアトリエを再建(現在の世田谷美術館分館向井潤吉アトリエ館)
1966年 訪中日本代表団の一員として、北京、上海、蘇州などをめぐる
1974年 画業60年記念 向井潤吉環流展を開催
1982年 世田谷区名誉区民となる
1993年 向井潤吉アトリエ館開館
1995年 急性肺炎で、自宅において逝去
アトリエ館において”お別れの会”を行う。

作品購入の際の注意事項

各店舗展覧会期間中のすべての販売作品は、在庫を確認後に販売となります。購入をご希望の方は、ページ下部の【お問い合わせ】または【購入申込手続き】に必要事項を記載し、『送信』または『購入申込』ボタンを押しお申し込みください。

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日動画廊:03-3571-2553 (平日 11:00~17:00)

遠藤 彰子

Endo Akiko  (1947~)

【プロフィール】

1947 東京都に生まれる
1968 武蔵野美術短期大学卒業
1972 女流画家協会展・マツダ賞受賞。インド旅行(〜73年)
1973 二紀会展・奨励賞受賞。昭和会招待出品
(以後78年まで出品)

1974 女流画家協会展・Y夫人賞受賞、アサヒ賞受賞
<「楽園の住人達」120F>、二紀会展・佳作賞受賞 <「楽園の住人達」120F>

1975 女流画家協会展・木村賞受賞 <「楽園」100変>、
二紀会展・佐伯奨励賞受賞 <「音楽」100F>、
現代美術選抜展招待出品(文化庁)

1977 遠藤彰子展(紀伊國屋画廊)
1978 昭和会展・林武賞受賞 <「広場」80変>
1979 安井賞展出品(以後86年まで出品)、二紀会展・
同人優賞受賞 <「街」150F>

1980 女流画家協会展・女流画家協会賞受賞 <「駅」100F>、
二紀会展・宮本賞受賞 <「都会」200変 >

1981 ヨーロッパ旅行
1982 現代の女流画家展出品(以後毎年出品)
1983 女流画家協会展・甲斐賞受賞 <「私風景・街」>、
二紀会展・会員賞受賞 <「街・street」200F>

1984 日本青年画家展出品、第6回明日への具象展出品 <「私の街」100F>、相模原市買上収蔵 <「たそがれの街」200変
(二紀会展出品作)>

1985 遠藤彰子展(西武アート・フォーラム)
1986 安井賞展・安井賞受賞 <「遠い日」200F>、二紀会展・会員優賞受賞 <「光景」300変>、文化庁・芸術家在外派遣研修(〜87年)、現代日本の美術3ー戦後生まれの作家たち展出品
(宮城県美術館)、<「街」200F、「岐路」200F>、
ザ・メッセージー現代日本絵画83人展出品 <「夏の終り」50S>

1987 東京国立近代美術館買上収蔵 <「遠い日」200F>、新潟市美術館買上収蔵 <「たそがれの街」200F>、相模原市買上収蔵 <
「迷宮の街」200変>、第2回具象絵画ビエンナーレ展出品
(神奈川県立近代美術館他)、<「私の街」100F、「とばり」100F、「私の海」80F>、両洋の眼展出品

1988 ソビエト取材旅行、道展出品(宮城県美術館) <「岐路」200F>
1989 おもしろシティ・ふしぎ都市展出品(北海道立近代美術館)、<「街(ストリート)」200F>、第2回今日のガラス絵展出品
(浜松市美術館)、<「街」ガラス絵、「遠い日」油彩23×32.5cm>

1990 両洋の眼・現代の絵画展出品 <「みつめる空」100S>、
二紀会展・文部大臣賞受賞 <「私は来ている、此処に、何度も」500F>、第1回日本洋画再考展出品 <「土曜日の午後」30F>、第3回今日のガラス絵展出品(浜松市美術館)作品収蔵、
<「街」ガラス絵、「広場」ガラス絵>

1991 第13回日本秀作美術展出品 <「みつめる空」100S>、
現代美術秀作展出品(常葉美術館)買上収蔵 <「とばり」100F>、現代日本絵画展出品(北京・古宮博物院) <「街」200号>、ジャパンフェスティバル1991出品(ロンドン)

1992 遠藤彰子展(西武アート・フォーラム)、第2回日本洋画再考展出品 <「朝のおとずれ」3点組各4F>、両洋の眼・現代の絵画展出品
1993 第15回日本秀作美術展出品 <「午睡」100S>、
文化庁買上収蔵 <「ゆふぐれの果実」200変>、横浜美術館買上収蔵 <「街(Steet)」200F>、東広島美術館買上収蔵 <「見下げる空」」100F>、IMA「絵画の今日」展出品(新宿三越美術館)、<「鏡を過ぎる広場」150F>、現代の視覚’93展出品
(有楽町アート・フォーラム) <「刻ふりつむ」120F>、両洋の眼・現代の絵画展出品 <「棲みつきし夢」100S>

1994 第16回日本秀作美術展出品 <「刻ふりつむ」120F>、
相模原市買上収蔵 <「見つめる空」500F>

1995 金山平三賞記念美術展出品(兵庫県立近代美術館)、遠藤彰子「アトリエの住人たち展」(日本橋三越本店)、IMA「絵画の今日」展出品 <「死なしむな夢」500P>
1996 遠藤彰子展(神奈川県民ホール)、上野の森美術館買上収蔵 <「星」100S>、笠間日動美術館買上収蔵 <「訪う」100F>
1997 両洋の眼・現代の絵画展出品 <「揺れる刻」100S>、第19回日本秀作美術展出品 <「棲みつきし夢」100S>、IMA「絵画の今日」展出品 <「地図にはあらぬ」100S>、日本経済新聞夕刊「刑事たちの夏」挿し絵担当(〜98年)
1998 第20回日本秀作美術展出品 <「揺れる風」100S>、遠藤彰子展(日動画廊・名古屋日動画廊)
1999 両洋の眼展出品 <「たそがれの辺り」100S>、第21回日本秀作美術展出品 <「たそがれの辺り」100S>、「ふるさとニッポン展」(北海道立旭川市美術館)
2000 第22回日本秀作美術展出品 <「たそがれの辺り」100S>、北海道立旭川市美術館収蔵 <「路(みち)」300F>
2001 刻の花、遠藤彰子展(日本橋三越本店)
<500号7点を含む40点>、21世紀のメッセージ展(日動画廊)

2002 第24回日本秀作美術展出品 <「揺れる刻」100S>、安井賞40年の軌跡展 <「遠い日」200F>
2003 安井賞40年の軌跡(福岡県立美術館ほか)<「遠い日」200F>
2004 日本画壇の精華〜日本画対洋画展 (砺波市立美術館ほか)
<「揺れる風」100S>、力強き生命の詩 遠藤彰子展(府中市美術館)、朝日新聞朝刊「讃歌」挿し絵担当(〜05年)、戦後美術「俊英の煌めき」(川越市立美術館) <「ゆふぐれの果実」200M>

2005 朝日新聞朝刊「讃歌」挿し絵担当、ふるさとの美 富山を描く一二〇景 富山県立近代美術館、わたしの美術館展 横浜美術館 <「街(Steet)」200F>
2006 遠藤彰子展 Akism 生命を謳う (茨城県つくば美術館)、二紀会展・内閣総理大臣賞<「見しこと」500F×2>
2007 平成十八年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞(美術部門)、遠藤彰子展 私は来ている 此処に、何度も (網走市立美術館)
2013 Artist Today 2013(日動画廊/東京)/  第10回 女性画家の姿展(日動画廊/名古屋)
2016 Artist Today 2016(日動画廊/東京)
現在  武蔵野美術大学教授、二紀会理事、女流画家協会委員

鵜飼義丈

Yoshitake Ukai (1975~)

【プロフィール】

1975 静岡県生まれ
1998 名古屋芸術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業

日展会友、新日春展会員、浄土宗芸術家協会会員、浄土宗僧侶、神奈川県在住

【展覧会】

1997 日展入選 (以降12回)
1999 日春展(入選12回、日春賞3回、外務大臣賞1回、読売新聞社賞1回)
2000 川端龍子賞展(入選1回、佳作2回)        
     富嶽ビエンナーレ入選(3回)
2001 フィレンツェ賞入選
2002 浄土宗芸術祭 (以降毎年)
2003 上野の森美術大賞入選
2007 第42回昭和会展入選 (日動画廊、2011年入選)
2010 奈良万葉日本画大賞展入選
2011 ART TAIPEI 2011 (日動画廊ブース、以降毎年)
2015 第50回昭和会展 松村謙三賞 (日動画廊)
2016 鵜飼義丈展 (アートフェア東京2016 日動画廊ブース)

2020 鵜飼義丈展 (日動画廊/本店)
2021 鵜飼義丈展 (日動画廊/本店)